当社は「看取りステーション」と自称するぐらいに在宅看取りの方を支援させて頂いております。
多い月には三人の方の旅立ちに立ち会います。1日に時間差でお二人の方のお看取りのときもあります。
こうして、旅立ちの支援をさせて頂いていると不思議なことを体験してしまうのです。
「どこまでいきるのか、どうせ先は短いだろうから入院はしない」と在宅を選んだAさん。
介護者の妻は夫の予後の説明を受けたときショックで、自分の行動を思い出せなかったのよ、と。バックに財布が入っているのに一生懸命に財布を探していた
「夫が、死ぬ恐怖、夫がいなくなる怖さ」を受けた
けど、お父さんは入院しない、と言うし、訪問看護師さんや訪問診療の先生もきてくれるから安心した、と笑う妻。はにかむ笑顔がとってもステキ
お父さんの為に、意を決して介護を続けました
痛みが強くなった夜 Aさんは妻に話がある、と言った
なぁに?
愛している、もうダメだと思う、と
お父さんがね、夕べそう言うのよ、今さらいわれてもね~
と笑いながら本人を、目の前に妻は私たちに報告する
照れて、ふふふ..と微笑むAさん
ステキな告白ね~お二人とも幸せな証拠です
それでね、今朝畑を掘ったらこんなジャガイモがとれたの
ほうほうどんなジャガイモ?
見て!見て!面白いでしょう~
見せて頂いたジャガイモ、なんとハート❤️型
こんなことがあるものなのだ、とお二人の愛のかたちを頂いた訪問看護の時間でした
訪問看護で伺っていると不思議体験ばかりしてしまいます
「愛」と言う見えないものを見てしまうのですね
「愛」はエネルギー、私たちナースはその愛に支えられ今日もワクワクしながら利用者様のお宅へお伺いしています
ワクワク、楽しい仕事に感謝します