看護関連

受け入れる、ということ

入院中、担当する看護師とトラブルを抱えて退院した利用者様がいらっしゃいます

退院時カンファランスでは、彼女(利用者様)の理解力の不足が指摘され、看護師との関係性が破綻した、というのです

入院中、面会をしたのですが「あなたたちの助けはいらない!」と言わんばかり、サービス利用提案を拒みます

医師の指示では、確実なインシュリン投与、血糖値コントロールでした

身体中から、医療者に対する不信感とイライラを感じました
誰も私のことなんか、わかってくれない!!という空気
そして、「不安」という空気

一体何が彼女をそうさせて、いるのか??を知りたくなりました
サービス提供予定の事業者さんたちがそれぞれにサービスの説明をしても納得いかない
同意を得ることが出来ない

その漠然とした不安を感じた私は、彼女の背中を触り、
「お疲れではないですか?休憩しましょうか?」と声をかけた

「疲れてなんかいません!!」 あら~~( ;∀;)

完全に、拒否モード  訪問看護もいらない、というし

二転三転しながら、何とか最初の一ヵ月、確実なインシュリン投与できるまで、の期間限定での納得を得て、退院、訪問看護開始となりました

初回の訪問看護の日

怒りが収まっているのか、どうか、ドキドキしながら玄関のチャイムを鳴らしました

どーぞ~、と明るい声

あれ?? 大丈夫そう、とほっとしました

暑い中、ご苦労様です、麦茶のみます?

すみません、私たちいただけないので、すみません

大変なのね、と  心配りの声を頂きました

バイタルサインを測り、インシュリンを実施すると、「今日の宅配お弁当、みます?」と

糖尿病の食事指導をしてきたから、ちゃんと意識しているのだな、と感じました

入院中のお話を聞かせて頂き、いろいろあったようです

ナースの言葉に自尊心を傷つけられたようです

明日は、わが身、ナースは言葉に気を付けましょう、です

自分が見ている景色が正しい、と思わず、もっと違う角度から人を見ないと間違いを起こす

不安で怯え、怒りを表現しても受け入れる、ことなのだ、と学びました

今では、「来週もまっていますね~」と送ってくれます
毎週、訪問させていただけることに感謝しています

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